【関西のお墓じまい】大阪府・兵庫県・奈良県の費用とは?補助金制度や墓じまいから永代供養までの流れも解説

お墓じまいは近年、終活の一環として注目されています。しかし、大阪や兵庫、奈良など関西での手続きや費用に不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、関西におけるお墓じまいの費用、手続きの流れ、補助金制度、新たな供養方法について解説します。

永代供養などさまざまな選択肢から、経済的負担を軽減しつつ誠実に対応したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

墓じまいをしないとどうなる?墓じまい費用に補助金がある背景

墓じまいを放置すると、無縁墓となり管理が行われず荒れることがあります。

厚生労働省の調査では公営墓地の58.2%が無縁墓*であり、社会問題としてメディアも注目するほど。

管理費未払いによる訴訟や撤去のリスクもあるため、無縁墓増加を抑え公営墓地の整備を進めるために、自治体は墓じまい促進のための補助金制度を設けているのです。

したがって、市営霊園が主に対象となりお寺や民営霊園は対象外であることも。

ご自身やご家族の状況に合わせて、補助金制度を検討することが大切です。

*厚生労働省「墓地行政に関する調査-公営墓地における無縁墳墓を中心として-<結果に基づく通知>」

【大阪府・兵庫県・奈良県】墓じまい費用に補助金制度は使える?

お伝えしたように、墓じまいの補助金制度がある自治体はごくわずか。関西地方でも墓じまいに関するサポート制度が設けられている場合があります。

たとえば、大阪府では墓じまい費用の一部を「還付金」という形で支給。経済的負担を軽減しています。

また、兵庫県や奈良県でも今後助成金制度が整備される可能性もあるため、まずは自治体への確認をおすすめします

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墓じまい費用は地域差よりも新たな供養方法で決まる

「墓じまいの費用は30万〜300万円が目安」といわれる理由は、新たな供養方法によって大きく差が出るためです。

墓石の撤去のみなら10万〜30万円程度で、地域によって大きな差はありません。

ご遺骨は法律により放置できないため、新たな寺院や霊園で供養する必要があります。中でも永代供養が多く利用され、ほかにもお墓を建てたり散骨したりなど、費用もさまざまです。

したがって、墓じまい費用を考える際は地域差よりも「次の供養方法の費用」で検討すると良いでしょう。

永代供養について詳しく知りたい方は、「永代供養にかかる費用は?永代供養の種類やメリットもわかりやすく解説」を併せてご覧ください。

墓じまいの平均費用総額:30万~300万円

墓じまいの平均費用は30万〜300万円と幅広く、お墓の場所や大きさのほか、後の供養方法により総額が大きく変わります。

たとえば、墓じまいをして永代供養にする場合の相場は約50万〜200万円、費用内訳は以下のとおりです。

  1. 墓石の撤去・処分費用
    (お墓の面積 × 約10万円)
  2. その他諸費用
    (行政手続き/法要のお布施/ご遺骨の移転 など) 
  3. ご遺骨の永代供養料
    (ご遺骨の数 × 10万〜20万円)

具体的な費用例は、「永代供養にかかる費用は?永代供養の種類やメリットもわかりやすく解説」を参考にしてください。

見積もりを取る際には、複数の石材店やお寺に相談することをおすすめします。

大阪府・兵庫県・奈良県の墓じまい平均費用:30万~300万円

関西の平均費用は全国と同様、約30万〜300万円です。

大阪・兵庫・奈良では「お墓の大きさ」「お墓の立地条件」いずれも大きな差はなく、複数の石材店に相見積もりをとり比較検討しましょう。

費用を抑える場合、次の供養先を合祀・合葬にする方法があります。

  • 合祀
    お寺や霊園などで永代供養する際、他人の遺骨と故人の遺骨を一つの場所に供養する方法
  • 合葬
    遺骨を特定の場所にまとめて葬る方法で、自治体でも使われる

ただし、後々のトラブルを防ぐためにも合祀・合葬の際はご親族の合意を得なければなりません。

また、新たにお墓を建立する場合や永代供養で個別墓を建てる場合は高額になりやすく、予算に合う資金計画が必要といえます。

墓じまいの費用内訳は3つ「お墓撤去費用・お布施・離壇料」

墓じまいの費用は、大きく3つの項目に分けられます。それぞれの費用について具体的に見ていきましょう。

  • お墓撤去費用 約15万円
  • お布施 約3万~5万円
  • 離壇料 約3万~20万円

①お墓撤去費用「約15万円」:改葬許可証が必要

墓石の撤去・処分・更地にする作業は石材店に依頼します。

撤去作業には墓地を整地する費用も含まれ、1㎡あたり約15万円が相場です。

依頼の際は事前に複数の石材店から見積りをとり、相場に合っているかを確認しましょう。

なお、撤去を行う際には役所から発行される「改葬許可証」が必要です。事前に自治体で手続きを済ませましょう(具体的な手続きについては後述します)。

②お布施「約3万~5万円」:ご遺骨を取り出す際のお礼費用

お墓からご遺骨を取り出す際、お寺にお礼としてお布施を渡します。お布施の額は3万〜5万円程度が一般的です。

現在お墓に入っている魂を抜くために「閉眼供養(へいがんくよう)」という儀式を行う必要があります。その際、お墓を建てた時と同様に僧侶の方に読経を依頼するための費用です。

お寺によってお布施代は異なりますが、基本的には普段の法要と同額の3万〜5万円程度で問題ないでしょう。

③離壇料「約3万~20万円」:お寺内にお墓がある場合のみ必要

お墓が寺院内にある場合、その寺院から離れるための費用として「離壇(りだん)料」を支払わなければなりません。

離壇料は3万〜20万円と地域性やお寺によって幅がありますが、法要などで包む金額の2〜3倍程度が目安です。

お世話になった感謝の気持ちとしてお渡ししますが高額請求されたトラブルの例もあるため、担当の石材店などにその地域の離檀料の相場について意見を聞いてみるのもよいでしょう。

墓じまいの役所手続きに必要な書類は主に4種類

墓じまいには、役所への手続きが必要です。必要な書類を準備してスムーズに進めましょう。

  • 必要書類① 埋蔵(埋葬)証明書
  • 必要書類② 改葬許可申請書
  • 必要書類③ 受入証明書
  • 必要書類④ 身分証明書の写し
  • 場合によって必要な書類:改葬承諾書や改葬受入承諾書

なお、書類発行手数料や交付手数料は数百円〜数千円程度です。

必要書類① 埋蔵(埋葬)証明書

お墓にご遺骨が埋葬されていることを証明する書類です。墓地の管理者やお寺に発行を依頼します。

その際、いきなり埋葬許可を求めるのではなく、改葬したい意思をあらかじめ伝えておきましょう。

墓じまいは、当該墓地との契約*を終了させることを意味するため、円満に進めるために墓地管理者への配慮も忘れないようにすることが大切です。

*e-Gov法令検索「墓地、埋葬等に関する法律施行規則」
https://laws.e-gov.go.jp/law/323M40000100024/20201225_502M60000100208

必要書類② 改葬許可申請書

改葬を行う際に自治体へ提出する申請書です。現在ご遺骨が埋葬される墓所の所在地の自治体窓口やホームページで入手できます。

不明点があれば各自治体に早めに問い合わせましょう。

必要書類③ 受入証明書

お寺や霊園など、新しい納骨先がご遺骨を受け入れることを証明する書類です。新しい納骨先から発行してもらいましょう。

新しい納骨先には寺院や霊園、自治体の合祀墓などがあり、新たに契約を結ぶ必要があります。

ご遺骨の承継者がいない方、または費用を抑えたい方は、永代供養がおすすめです。寺院や霊園が供養を行い、維持・管理費も不要となります。

必要書類④ 身分証明書の写し

改葬手続きには申請者の身分証明書の写しが必要です。運転免許証・マイナンバーカード・各種許可証など、写真付きの証明書を用意しましょう。

役所窓口では掲示、郵送時には写しの同封が求められます。

なお、写真がない年金手帳や健康保険証の場合は、2点以上の提出が必要です。

場合によって必要な書類:改葬承諾書や改葬受入承諾書

改葬許可申請では、場合によって以下の書類が必要となります。

改葬承諾書「改葬許可の申請者」と「現在の墓地等契約者」が異なる場合
改葬受入承諾書「改葬許可の申請者」と「新しい墓地等契約者」が異なる場合

改葬手続きをスムーズに進めるためにも、必要であれば早めに入手しておきましょう。

墓じまいの手順は?手続きの流れと費用

墓じまいを進めるための手順と費用の目安についてわかりやすく説明します。

  1. 墓じまいの可否や費用を親族(兄弟など)と話し合う
  2. 現存のお墓がある霊園・寺院などに墓じまいしたい旨を申し出る
  3. 必要書類・補助金を自治体に確認す
  4. 次の埋葬先・埋葬方法を検討・決定する(3万~300万円)
  5. 石材店へ見積りをとる(墓石の撤去・整地費用)
  6. お寺より「埋蔵(埋葬)証明書」を発行してもらう
  7. 自治体から「改葬許可申請書」を入手する
  8. 新しい納骨先より「受入証明書」を発行してもらう
  9. 役所へ改葬許可申請し「改葬許可証」が発行される
  10. 「閉眼供養」によりお墓からご遺骨を出す(3万~5万円)
  11. 墓石を撤去し新たな納骨先に埋葬する(10万~30万円)

スムーズに進めるために、順序立てて計画することが大切です。

墓じまいの流れ1. 墓じまいの可否や費用を親族(兄弟など)と話し合う

まずは、墓じまいの意思を家族や親族と確認し、墓じまいを行ってもよいか話し合いましょう。

親族に無断で進めるとトラブルの原因になるため、親族から同意を得ることが大切です。

また、墓じまい費用は30万〜300万円と高額な場合が多いため、費用や供養方法についても親族間でしっかり決めておきましょう。

墓じまいや永代供養費用は誰が払う?

基本的には墓じまいの承継者親族で分担するケースが多いですが、生前に故人様が全額を支払うケースもあります。

誰が費用を負担するのかについて、法的な決まりはありません。

大切なことは、ご親族様全員の合意がなされたうえで、墓じまいや永代供養を行うことです。

墓じまいの流れ2. 現存のお墓がある霊園・寺院などに墓じまいしたい旨を申し出る

墓じまいに関するルール・返還手続き方法を確認しましょう。

民営霊園・寺院墓地の場合は工事を請け負う石材店を指定する場合がありますので、事前に確認しましょう。

墓じまいの流れ3. 必要書類・補助金を自治体に確認する

墓じまいの際の書類は自治体ごとに異なるため、事前にホームページや問い合わせによって確認します。

たとえば、「合葬」や「還付金制度」などのサポートがあるかどうかを調べてみるのがおすすめです。

また、お墓じまいは3ヶ月程度はかかると思っておきましょう。スムーズに進めるため、必要書類や補助金の確認を早めに行うことが重要です。

墓じまいの流れ4. 次の埋葬先・埋葬方法を検討・決定する(3万~300万円)

次項で解説する「石材店への見積り」を取る際に、改葬先を先に定めておくことで石材店との打ち合わせもよりスムーズになります。

次の埋葬先や方法には新しい墓地・納骨堂・永代供養などがあり、費用相場は約3万〜300万円です。

新しく墓を建てる際に最も費用が高くなりますが、永代供養で合祀する方法では費用を抑えられます。

永代供養は寺院や霊園などに供養・維持・管理をお任せできるため、ご家族の経済的・身体的・精神的負担が軽減できるでしょう。契約時に全額を支払えば毎年の支払いは発生しません。

子ども・孫など後継者がいない場合や、遠方にお住まいでお墓参りが難しい場合などに選ばれています。

墓じまいの流れ5. 石材店へ見積りをとる(墓石の撤去・整地費用)

石材店に墓石の撤去費用や整地費用の見積もりを依頼します。

石材店によって工事にかかる人数や工程に設定された費用が異なるため、複数の石材店へ相見積もりがおすすめです。

信頼できる石材店を選び、サービス内容や質の高さなどの面で納得のいく見積もりを得ましょう。

墓じまいの流れ6. お寺より「埋蔵(埋葬)証明書」を発行してもらう

埋蔵(埋葬)証明書とは、墓地に遺骨が収められていることの証明です。お寺の管理者(住職)に依頼して発行してもらいましょう。

公営・民間霊園や共同墓地では管理事務所や役所に問い合わせが必要です。

また、お寺の墓じまいでは離壇する必要があります。支払う「離檀料」について、トラブルを避けるために事前に金額を確認しましょう。

墓じまいの流れ7. 自治体から「改葬許可申請書」を入手する

墓じまいには自治体への「改葬許可申請書」の提出が必要です。

申請書は役所で直接入手、自治体のホームページからダウンロード、または郵送で取り寄せましょう。

墓じまいの流れ8. 新しい納骨先より「受入証明書」を発行してもらう

墓じまいには、先に述べた「改葬許可申請書」「埋蔵(埋葬)証明書」のほか、「受入証明書」が必要です。

受入証明書は新しい納骨先の管理者に発行してもらいます。

これら3種の書類が揃ったら、写真付きの身分証明書とともに墓地の所在地の自治体に提出しましょう。

墓じまいの流れ9. 役所へ改葬許可申請し「改葬許可証」が発行される

「改葬許可申請書」「埋蔵(埋葬)証明書」「受入証明書」が揃ったら、改葬許可申請をご遺骨が埋葬されているお墓がある地域の役所に申請します。

注意点は、改葬するご遺骨が1柱の場合と複数の場合です。改葬許可申請書が異なる場合があるため、事前にご遺骨の数を確認したうえで申請しましょう。

申請が承認されると「改葬許可証(後述)」が発行されます。

墓じまいの流れ10. 「閉眼供養」によりお墓からご遺骨を出す(3万~5万円)

閉眼供養とは、お墓におられる故人様の魂を抜き出す意味合いで行われる法要です。

お墓からご遺骨を取り出す際には閉眼供養が行われることが一般的で、その際お礼費用としておおむね3万〜5万円が必要になります。

閉眼供養は事前に住職に依頼し、僧侶の方へのお布施も忘れないようにしましょう。

墓じまいの流れ11. 墓石を撤去し新たな納骨先に埋葬する(10万~30万円)

すべての書類が揃い、改葬の許可が自治体より下りましたら、墓石の撤去を行います。

墓じまいの費用は約10万〜30万円解体が10万〜20万円、更地化が10万円〜/1㎡が相場です。

同時に、ご遺骨を新しい埋葬先へ移動しましょう。一般的に「永代供養」で埋葬する方が多く、費用も抑えられます。

墓じまい後の手続きにかかる費用

墓じまいを終えた後に必要な費用について、より具体的に把握しておきましょう。主に、4つの費用が挙げられます。

  • 新たにお墓を建てる場合 約100万~300万円
  • 墓じまい後に新しい墓地・納骨壇・永代供養する場合 約3万~150万
  • ご遺骨をすべて散骨する場合 約5万~30万円
  • 開眼供養を依頼する場合のお布施 約3万~30万円

順にみていきましょう。

費用1. 新たにお墓を建てる場合「約100万~300万円」

建墓には、以下3つの費用を用意する必要があります。

  • 聖地の永代使用料(永代的な借地権を指す)
  • 建墓費用
  • 管理料(墓がある以上ずっとかかります)

お墓を建てるには、永代使用料を支払い、聖地(お墓を建てることが許可された土地)を各霊園・寺院にて確保する必要があります。相場は30万~100万ですが、聖地の広さにより変動します。

そして、建墓費用と、お墓の維持管理費(管理料)も必要です。維持管理費は、年間数千円~1万円程度(広さにより変動)でしょう。

建墓費用は通常100万〜300万円で、墓石の種類やサイズ、デザイン、工事内容などにより異なります。

一般的な墓石の場合、約80万〜120万円が目安です。ただし立地条件やアクセスが良いと200万円を超えることも。

また、墓地の種類(公営、民間、寺院)によっても費用が異なります。公営墓地が最も安く、寺院墓地が最も高い相場です。

メリットは、家族の伝統や文化を継承でき、故人様を身近に感じながらお参りができる点。故人様に対して想いを込めた供養がしたい方におすすめです。

費用2. 墓じまい後に新しい墓地・納骨壇・永代供養する場合「約3万~150万」

永代供養とは、霊園や寺院に遺骨を預けて長期的に供養してもらう方法で、費用は約3万~150万です。

費用には永代供養料、納骨料、墓石料、刻字料、お布施などが含まれ、主に以下4つの永代供養墓から選択することになります。

  • 合祀墓(ごうしぼ、5万~30万円):永代供養で最も費用が安い
  • 集合墓(20万~60万円):合祀に抵抗があるが費用を抑えたい方へ
  • 納骨壇(10万〜150万円):屋外・屋内型がある
  • 個別墓(50万~150万円):費用は割高だが故人のお墓参りをしたい方に

たとえば、「永代供養 器」では49,500円*で墓じまい後の永代供養をご提供していますが、ほか施設では150万円以上かかることもあります。相場より大幅にお安く、費用を抑えて永代供養をしたい方におすすめです。

さらに、当プランでは、故人様がこの世に生きた証として、浄土雲石誌(お寺や霊園に設置される石碑や石板で、亡くなった方の名前や俗名を彫刻するもの)へお名前を彫刻いたします。

*永代供養 器
https://samsara-utsuwa.com/

ポイント 「余り遺骨」という言葉をご存知ですか?

  • 菩提寺へ喉仏を永代供養してもらったが、胴骨の納骨場所に困っている
  • 改葬先から指定された骨壺に収まらないお骨の納骨場所に困っている
  • 分骨したお骨を納骨する決心がついたが費用はできるだけ抑えたい

これらは近年、お墓を持たない方が増え、急増してきたお悩みの一つでもあります。

永代供養 器では、そういった余り遺骨をお引き受けすることが出来ます。各自治体により手続き方法が異なりますので、後々の手続きが大変スムーズに進めるためにも、改葬を決意した時点で永代供養 器へ早急にご相談いただくことをおすすめします。

ご相談はこちらから

永代供養とは?墓じまいとの違い

永代供養とは、故人の遺骨をお寺や霊園に預け、長きにわたり供養する方法です。「納骨」と「供養」が目的となります。

一方、墓じまいの目的は「お墓を片付ける」こと。現存するお墓を閉じて次の供養先へ移す必要があり、その選択肢の一つが永代供養です。

永代供養は管理が不要で安心ですが、「ご遺骨を合祀してもよいのか」「規模や費用」などの内容を事前に確認しましょう。

お骨は国・自治体が許可した墓地にのみ納めることが出来るので、埋蔵骨がある場合は必ず改葬先とセットでお墓じまいを進めることが必要です。

費用3. ご遺骨をすべて散骨する場合「約5万~30万円」

ご遺骨を散骨する場合、費用は5万〜30万円程度です。ご遺骨を粉状にして自然に撒き、埋葬します。

たとえば、海洋散骨なら約20万円が相場です。

ただし、ご遺骨を粉状にする際は別途専門業者にて費用がかかる場合がありますので、事前に確認が必要です。また、故人様の意向やご家族の思いに配慮したうえで、散骨は選ばなければならないでしょう。

費用4. 開眼供養を依頼する場合のお布施「約3万~30万円」

開眼供養のためのお布施は、約3万〜30万円です。

開眼供養とは、お墓を新しく建てる際や、既存のお墓を移設する際に行われる法要。故人の魂を迎え入れるための大切な儀式です。

一般的には3万円~5万円ですが、地域や寺院の規模によっては、より高額になることもあります。

墓じまいで困ったら?費用の相談先は3つ

初めての墓じまいで不安な方もいらっしゃるでしょう。費用や手続きのことなどで困った時は、3つの相談先を頼ってみることをおすすめします。

  • 現存のお墓がある霊園やお寺
  • 石材店
  • 改葬先

相談先1. 現存のお墓がある霊園やお寺

お墓じまいの費用や手続きについては、まず現存のお墓がある霊園やお寺に相談することをおすすめします。

同霊園内の事例も聞くことができるでしょう。また、お墓じまいをし、お世話になった霊園に永代使用権を返還する際に手続き書類が必要になります。

返還の手続き方法や、墓じまいから改葬の流れについて事前に相談してみましょう。墓じまいを担当する石材店を紹介してくれるケースもあります。

悩んだままでは、いずれお墓は無縁墓になってしまいます。

スムーズな手続きや、家族の希望に沿った形での供養を行うためにも、まずは現存のお墓がある霊園やお寺に相談しましょう。

相談先2. 石材店

石材店にも相談してみましょう。実際に施工を担当している石材店からは相場や手順・より詳しい施工方法などを聞けるでしょう。

また改葬先の霊園や永代供養を紹介してくれる石材店もあります。建墓の時にお世話になった石材店がわかる場合は、その石材店へ相談するのが、より具体的な情報を仕入れる近道かもしれません。

場合によっては、地域ごとの習慣や手続きに関する役立つ情報も得られるでしょう。

相談先3. 改葬先

改葬先もお墓じまいに関する相談に応じています。あらかじめ改葬をしたい場所が決まっている場合は、改葬先の霊園や担当者に問い合わせてみましょう。

改葬の方法も霊園・寺院などでそれぞれ異なりますので、お骨を移す際、事前に知っておいた方が良いことなどを教えてくれるでしょう。永代供養 器では、墓じまいと永代供養を一括して依頼可能です。

「永代供養についてもっと詳しく知りたい」
「複雑な手間を抑えてスムーズに完結したい」

という方は、ぜひ一度永代供養 器へご相談ください(LINEでのご相談も可)。

その他、家族や親族、自治体に相談するのも方法の一つです。

関西での墓じまいなら【永代供養 器】へ!墓じまい後の供養もお任せください

改葬先は、業界半額以下永代供養 器へご相談ください。もちろん屋外型納骨壇や新規建墓も承っておりますが、永代供養 器では墓じまい+永代供養をセットでお引き受け可能です!

お墓じまいとセットで依頼することにより、以下のメリットがあります。

  1. お骨を自宅へ持ち帰る必要が無い
  2. 支払いなどの手続きが1度で完結
  3. 墓じまい~永代供養先への納骨まで、同じ担当者に相談可能
  4. 全てを任せる事ができ、自宅から完結できる

ご存知ですか?

墓じまい後の墓石は砕石にされ産廃処理をされます。長年皆様が拝んでこられ、ご先祖様のお名前が刻まれたお石であっても関係なく、同じ処理がなされるのです。

当店における取り組み

永代供養 器では、お墓じまいをお引き受けしたお棹石*について、無縁供養塔へ安置(通常サイズの場合、無料引受)し、永代にわたりご供養させていただいています

*さおいし:お墓の頭の部分。故人の魂が入っているとされる。

【お棹石の例】

【お石の永代供養:蓮花寺平成霊園 地蔵尊】

  • やむを得ず墓じまいする方
  • 大切な石を砕石処分にされたくない方

このような方々に、大変お喜びいただいておりますサービスです。永代供養 器の各所同敷地内に無縁供養塔がありますので、お骨と同じ霊園でお棹石をご供養することが可能です。

このように、永代供養 器ではお客様に寄り添いながら故人への想いを大切に、墓じまいの手続きから永代供養まで一貫してサポートいたします。

お墓に関することでお悩みの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

10:00~17:00(定休日:毎週土曜・日曜)